皆さん、こんにちは!私たちは今夏、インターンをしている学生です!
8月より、大学生(同年代の専門学生も含む)を対象にした、「無電柱化を皆さんがどれくらい理解しているか」のアンケート調査を行いました!
この調査はNPO法人電線のない街づくり支援ネットワークが、毎年インターン生に実施させているもので、大学生の無電柱化の認知度がどれくらいかと、無電柱化を知らない学生への啓発を目的としています。
このアンケートをすることでインターンに参加している学生の連帯感も高めるねらいもあります! 

今年の夏の結果は? 

皆様のご協力によって、かなりの数の回答をいただくことができました!!!
ご協力、ありがとうございます!!! (9/15現在、171件の回答!)
まだまだ回答は募集していますので、是非下のリンクからご回答よろしくお願いします!  

「無電柱化」学生意識調査のリンクはコチラ 

 【至急!!】皆さんの力を貸して下さい!! ”大学生対象” 「無電柱化」意識調査 | NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワーク 

0.の回答より、台風を経験したことがある学生の割合が約85%で、地震を経験したことがある学生の割合が約80%、また豪雨についても約69%と、災害を経験したことがある学生の割合が多いことが分かりました。そして、日本は災害が多い国であるからこそ、無電柱化を行うべきと考えています。 

「無電柱化」という言葉を聞いたことがある人は約6割ほどであり、まだまだ「無電柱化」を知らない学生が多いことが分かりました。しかし「電柱を危険だと思う」学生は約7割と「無電柱化」を知らない学生でも「電柱が危険だ」と認識していることも分かりました。
このことは、問0の日本は災害が多く、いつ危険な目に遭うかわからないという潜在意識が働いているのかもしれないと推測しています。
その反面、「電柱で被害を受けていると感じているひとは少ない」という結果が出ているのも興味深いです。
このことについて、今夏インターンの一人が街頭調査を実施したレポートがあるので、興味があったら是非読んでみて下さい! 

【インターン生ブログ】「電柱は危険?それとも邪魔?」街を歩き、そこでインタビューしたことから見えてきた、無電柱化への意識 

 

電柱がなくなることのメリットは、「景観の保護」(79.5%)、「災害時の安全性向上」(75.4%)と続いています。景観向上は、無電柱化された場所が少ないながらも確実に景観をよくしていることに起因しているのではないかと考えました。災害時の安全性向上も緊急輸送道路で無電柱化が進んでおり、電線管理者も緊急輸送道路は無電柱化を進めるとしていることが市民に浸透しているからなのかと感じています。一方、交通安全というメリットでは約44%と半分くらいの若者が認知しているにとどまっています。資産価値が向上するというメリットは約10%とあまり知られていないことが分かりました。
無電柱化は、命や財産を守る防災力日常生活の快適性を向上させてくれる付加価値を持っているので、それに伴い資産価値が向上するのは必定です。
このようなメリットなど、防災や景観以外のメリットも広まってほしいと考えています。 

 

デメリットとしてはコストや騒音、通行の妨げ、メンテナンスが行いにくいなどがありますが、一番デメリットだと思われているのがコストの部分だということが分かりました。(131件・76.6%)。 騒音(52件・30.4%)や工事中の通行の妨げになる(58件・33.9%)という回答も多く挙がっていました。
この三つは、国交省がまさに課題としている部分で、住民に配慮しながら高スペックで丁寧に地中化すること、今まで無計画に道路整備をしてしまっていることで、地下の構造整理ができていないことで、長期間の工事になり、近隣住民の不満を招いていることが、そのまま数字に表れていると考えています。
次に、メンテナンスが行いにくい(84件・49.1%)、復旧に時間がかかる(77・45%)をデメリットにあげている意見が多くありました。
この二つのデメリットは、地中化されているので、もし壊れた時に破損した場所を特定しづらく、復旧に時間がかかってしまうという面を指摘していると考えました。
しかし、
地中化された電線類は常に晒されている架空線よりも圧倒的に破損する可能性は低いと考えています。
なぜなら、地中化を行う際には、今でも雨風にさらされても問題のない強固な被膜のケーブルをさらに丈夫な管路の中に収容して埋めているからです。地中化されたケーブルで断線しやすいのは、主線から各戸へ繋ぐ引込線の可能性が高いですが、この部分の場所は、ある程度は特定できるので長時間を要するものではないと考えています。架空線より復旧に多少の時間がかかるのは否めませんが、被災率は圧倒的に下がります。
現在の電線類を地中化することの仕組みをわかりやすくした、画像を用意したのでご覧ください。 

この画像のように、電力ケーブルと通信ケーブルを丈夫な管路の中に収容して、地中に埋めることで地中化を行い、無電柱化を促進し、災害に強いまちづくりや、景観の向上、交通安全、資産価値を向上させるなどといったことを狙っています。 

メリットとデメリットを考慮したうえで、無電柱化についてどれだけ肯定的に捉えているのかということを1から5の段階で聞いてみると、比較的肯定的にとらえられているということが分かりました。このことから無電柱化のメリットは一般の人々にもかなり求められているものだと考えました。

無電柱化の優先度を1から5の段階で聞いてみると、全体的に優先度は低いということが分かりました。この要因として、最後に出てくる、無電柱化に対して率直な意見を自由に記述してもらう質問で、「必要性を感じない」や「ほかに優先すべきものがある」などの回答があったことから、まだまだ他の問題と比べて優先順位が低いことが考えられます。 

無電柱化をされている場所を知っていたら教えてください 

イラストはAI生成のもので、実際の風景とは異なる場合があります。

無電柱化をされている場所について質問してみたところ、「京都」と回答する人が多くいました。このことは、(私の住んでいる関西では)高校や中学の授業で、京都の一部地域では歴史的な景観の保全のために無電柱化を行っていると習ったことの影響だと考えています。このことから、無電柱化に景観の向上や保全をする効果があることは少し知られていると考えています。しかしまだまだ認知度は高いとは言えないので、もっとこのようなメリットが広まってほしいと考えています。 

無電柱化について率直な意見をお聞かせください(自由記述) 

~賛成・前向きな意見~ 約30 

・景観の向上:「景観がよくなる」「電柱がないすっきりした光景が見たい」など
・防災の面:「災害時の安全性が向上しそう」など
・安全性:「京都は水戸が狭く運転などで電柱が邪魔なので無くしてほしい」など 

 

~コスト・優先順位に関する懸念や慎重な意見~ 約20 

・コストと時間:「コストの無駄」「時間がかかりそう」など
・優先順位:「他に優先すべきものがある」「急いでやる必要はない」など
・必要性:「現時点で必要性を感じない」「あまり必要性を感じない」など 

~知識不足・まずは知りたいという意見~ 約10件 

・「無電柱化という単語を初めて聞いた」「あまり耳にしたことがない」など
・「メリット・デメリットを知りたい」など 

~否定的な意見~ 約9件 

・「今ある者を時間とお金をかけて無電柱化する必要はない」「税金で行われる」など 

自由記述意見一覧

 

PDFでのダウンロードはコチラから

最後に 

この度は本アンケートにご協力していただきありがとうございました。 

本アンケートで得られた結果や情報を基に、今後の無電柱化促進の活動に活かしていきます。