11月10日 無電柱化の日セミナー ~無電柱化事例紹介&鼎談~
無電柱化ムーブメントを発信! 新しい流れがここから始まる!

【共催】
国土交通省
無電柱化を推進する市区町村長の会
一般財団法人日本みち研究所
NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク
【後援】
NPO法人「日本で最も美しい村」連合

第1部 無電柱化事例紹介&金沢市の無電柱化の取組

全国合意形成事例報告
国土交通省 国土技術政策総合研究所 道路交通研究部 道路環境研究室 室長  橋本浩良

1.今回の話題
1.第1回勉強会(7/28無電柱化展ミニセミナー)のおさらい
無電柱化事業における合意形成の進め方ガイド(案)改訂版 ポイント解説
2.全国合意形成事例報告
無電柱化事業における合意形成の進め方ガイド(案)改訂版 事例集 ポイント解説

2.第 1 回勉強会(7/28無電柱化推進展ミニセミナー)のおさらい
1.「無電柱化事業における合意形成の進め方ガイド(案) ver.2.0」 7/18 改訂・公表!
2.ガイド(案)の使い方
【目的】
これから無電柱化事業を実施する自治体の担当者向け!
・無電柱化とは?
・無電柱化事業の進め方は?
・法令や助成制度は?
・どんな事例があるのか?

ガイド(案)を、無電柱化の推進に役立てて頂きたい。

3.合意形成の進め方ガイド(案)のトップページのご紹介

◎無電柱化事業における合意形成の進め方ガイド(案)👈クリックで資料閲覧
これから無電柱化事業を実施する自治体のご担当者様向けの資料です。
無電柱化に関する基本事項や事業の進め方をまとめた【基礎編】と、実務的な合意形成の流れや内容をまとめた【本編】の2編構成です。
令和5年7月の主な改訂内容は、道路管理者と電線管理者の施工分担や、工事発注方式の解説です。
◎【付属資料】法令制度集👈クリックで資料閲覧
無電柱化事業に係る法令や制度を紹介しています。
無電柱化を整備する際に適用できる支援事業もまとめています。
※令和5年11月一部修正しています。修正箇所はこちらです。
◎【付属資料】事例集👈クリックで資料閲覧
合意形成ガイドの解説に沿った地方公共団体の無電柱化推進計画や整備事例を紹介しています。
「無電柱化事業における合意形成の進め方ガイド(案)」【本編】に対応した形で整理しています。

Q.無電柱化とは?
A.基礎編を読みましょう!
道路の地下空間に電線類(電力線や通信線等)を収容する管路等、あるいは直接電線類を埋設する「電線類の地中化」や、表通りから見えないように裏通りから配線する「裏配線」などにより、電柱または電線の道路上における設置を抑制し、道路上の電柱または電線を撤去すること

Q.無電柱化事業の進め方は?
A.本編を読みましょう!
・無電柱化の計画策定から施工完了までの流れ
・「路線選定段階」・「設計段階」・「施工段階」における道路管理者・電線管理者等・地域住民等の役割や関わり
・各段階の合意形成プロセスについて解説

Q.法令や助成制度は?
A.法令・制度集を読みましょう!
地方公共団体が無電柱化事業を実施する際に参考となる補助制度や無電柱化に係る占用制度などを紹介しています。

Q.どんな事例があるの?
A.事例集を眺めましょう!
【本編】の内容を具体化している地方公共団体の無電柱化推進計画や整備事例を紹介しています。

事例集の目次・セミナー当日では、路線選定段階、設計段階、着工段階のそれぞれから具体的な事例をいくつかあげていただき、ご紹介いただきました。 👉【付属資料】事例集

4.少しだけ理論的なことを紹介
『土木と環境の計画理論 3つのプロセスによる計画づくり(屋井鉄雄)』を参考

5.お願い(ご意見・ご質問)
国総研では、合意形成に関する知見を増やし、本ガイドを充実させていく予定です。
そこで、本ガイドを使用した際に感じたご意見・ご質問をお教えいただけないでしょうか。
いただいたご質問は国総研より回答させていただき、必要に応じて本ガイドに反映させていただきます。併せて、実際の事業における、ガイドの有用性を確認したいと考えています。実際の事業に係わりながらガイドの内容が有用であるか、不足はないかなど、ガイドをフォローアップしたいと考えているため、ご協力いただける地方公共団体のご担当者がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると幸いです。
連絡先:道路環境研究室 無電柱化担当
nil-do-kan(at)gxb.mlit.go.jp ※送信する際に(at)→@に

◆ユーチューブ動画(限定公開)のご紹介
国土技術政策総合研究所  https://youtu.be/8biaMhxk9MI

 

第1部 無電柱化事例紹介&金沢市の無電柱化の取組

金沢市における無電柱化整備事例
金沢市 土木局 道路建設課 無電柱化推進室 主査 石田修

石田様より金沢市の無電柱化整備事例のご紹介をしていただきました。
金沢市の無電柱化は、「金沢方式」と呼ばれる先進的な取組をされています。講演いただいた中のほんの一部ではありますが、ご紹介させていただきます。

1.金沢方式無電柱化推進実施計画について
国では、昭和 61 年度から電線類地中化計画に始まり、以来、令和2年度までの第7期の無電柱化推進計画無電柱化事業を進めてきた。国の計画に呼応するように金沢市でも無電柱化を進め、平成 21 年度には金沢方式無電柱化推進実施計画を策定、平成 26 年度に見直しを行い整備を進めており、整備延長は令和 3 年度末時点で約 33 ㎞となっている。その後、国の第8期となる無電柱化推進計画が昨年の5月 25 日に策定されている。

2.計画について
全体像 『無電柱化による魅力あふれるまち・金沢』
基本方針 景観・歴史まちづくり
観光・商業まちづくり
安全・安心まちづくり
路線の再評価
・「未整備路線」の 29 路線を対象に評価項目を設定し、路線の再評価。
・評価の視点は、「路線評価」と「事業性評価」の2つ
【計画期間】
令和5年度(2023)~令和 14 年度(2032)の 10 年間

金沢方式では、住民合意を前提に、まちなみの特徴を活かした無電柱化を進めておられます。従来の方法では、完全地中化が基本となりますが、軒下配線や裏配線・脇道配線、照明柱を利用したソフト地中化のほか、場所によっては既存配管なども活用しながら従来の様々な手法に新しい技術を組み合わせていくことを基本としています。これが金沢方式です。手法の選択肢が増えることで、コスト縮減や住民合意も得やすくなります。

金沢市無電柱化推進委員会は、無電柱化推進計画策定後も 年1回は会合をもち、計画の検証・見直しをしている。委員は 市民 学識経験者 国・県更に電線管理者で構成され、相互理解が得られている。

3.無電柱化の推進に向けた取組など
無電柱化の更なる推進のためには、既存の様々な手法に新しい技術を組み合わせていくことが必要です。取組事例の一部をご紹介。

◆ユーチューブ動画(限定公開)のご紹介
金沢市  https://youtu.be/u_Tgl3HTgtI