NPO法人電線のない街づくり支援ネットワークの理事兼事務局長の井上が主査を務める、民間サブワーキンググループでは、無電柱化の低コスト技術(製品・工法)を広く募集します。

近年、自然災害の激甚化が顕著となり、毎年、各地で生活インフラが大きなダメージを受け、新生活を脅かしています。
その中の一つで、重要な生活インフラである電線(電力線・通信線)は、電柱に張られていることが一般的であり、そのことで、自然災害に影響を受けやすい状況となっています。
電線は、地中に埋設する(無電柱化)ことで自然災害の影響を受けにくくする(国土強靭化)とともに、景観を向上し、通行空間の安全性・快適性を確保いたします。
ただ、無電柱化はこれまで、整備コストが高いことで、なかなか進まないという課題がありました。

令和元年台風15号による電柱倒壊/千葉県館山市

国土交通省は令和3年5月に無電柱化推進計画(第8期)を発表。この中で4,000㎞の無電柱化に取り組むことを明記しています。
ただ、現在も年間約4.8万本も電柱が増えているのが実態です。
この計画の中で、「新設電柱の抑制」とともに、「コスト縮減の推進」を標榜して令和7年までに平均して約2割のコスト縮減に取り組むとしています。


無電柱化推進技術検討会(座長:屋井鉄雄<東工大副学長>)はその中に、低コストワーキンググループを設置。
さらにその中に、電力サブワーキンググループ(SWG)、通信SWG、民間SWG、コンサルSWG、合意形成SWGを設け、それぞれの立場からの低コスト推進を進めるよう要請致しました。

無電柱化推進技術検討会の概要 民間サブワーキンググループ(SWG)の位置づけ
・無電柱化推進技術検討会は、無電柱化を推進するうえで、低コスト化や事業のスピードアップ等の様々な技術的な課題について関係者と連携して検討することを目的に有識者等からなる検討会を令和年9月に設立しました。(令和3年度はコロナ禍で開催が見送り。令和4年度から本格的にスタート)
・これまで無電柱化推進のための技術開発の検討を行っていた「道デザイン研究会無電柱化推進部会」から本検討会に移行しました。
・無電柱化推進技術検討会では、「低コスト推進WG」「無電柱化スピードアップWG」「面整備における無電柱化推進WGの3つのワーキングが設置されました。

NPO法人電線のない街づくり支援ネットワークでは、民間から広く無電柱化推進に寄与する低コスト技術(製品・工法等)を募集し、その結果を民間SWGへ報告いたします。
応募された技術は、民間SWGメンバーによる技術評価を受けたのち、他のSWGからも技術評価を受け、低コストに寄与すると判断されたものは、今後発行を予定している手引き等へ掲載し、広く普及活用を図ります。

掘削速度が従来の9倍のトレンチャー(寒地土木研究所)

 

******* 応募要領 ******

応募は下記の問い合わせフォームよりお申し込みください。

◇第1回 応募締め切り日
令和5年5月19日(金) 17時
※応募は、5月20以降も継続して募集する予定です。

◇お問い合わせ
NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク 塚田まで
電話:06-6381-4000
e-mail:info@nponpc.net

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    国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/index.html