2013年8月7日~20日の期間中、京都市下京図書館4Fロビーにて、京都市内の電線のある街、ない街の写真を計20点展示させていただきました。そこで来場していただいた方々に電線類地中化の街並みの素晴らしさが最も感じられる写真を選んでいただいきましたので、票数が多かった地区の展示写真とその地区の電線類地中化概要をそれぞれご紹介いたします。

 1位:産寧坂*産寧坂○ (4)

(事業年度):平成18年度~平成22年度  

(事業費):約6 億円

(事業延長):630メートル

(事業内容):電線共同溝新設工事、照明灯の設置、道路の舗装復旧(石畳舗装)

2位:上七軒通(翔鸞緯7号線)                     

(事業年度):平成20年度~平成25年度

(事業費):約3億円*上七軒○

(事業延長):357メートル 

(事業内容):電線共同溝新設工事、

石畳風アスファルトによる舗装の美装化工事、

LEDデザイン道路照明灯設置工事、

碑及び観光案内標識設置工事

 

3位:上賀茂伝建地区

(事業年度):平成18年度~平成21年度

(事業費):約3 億円*上賀茂○

(事業延長):380メートル

(事業内容):電線共同溝新設工事、

道路の舗装復旧(路肩カラー舗装)

電線管理者の電柱・電線類の撤去復旧作

業が平成23年10月に完成。

※京都市実施主体の電線共同溝新設

工事は平成21年度に完成済。

感想

身近な電線・電柱が街並みの景観を乱しているなんて思ったことも無い、という声が多数挙がる一方で、日本の地方風土の景観は道でなく、建物の様式といった街並み自体が主人公であるような景観こそが美しいと思うので、電柱がなくなったところで…という意見もありました。その為には電線類地中化したあとの道路をどのようにデザインするかという問題も併行して検討し、街づくりのコンセプトも明確化することが大切だと思いました。