電柱は災害時に凶器に!
先の阪神淡路大震災では、電柱が倒壊し、多くの方の人命を失い、人々の生活に大きな影響を与えました。この時最も被害の大きかった神戸地区の電話回線ケーブルの被災率(下記表参考)は、架空線が2.4%、地中線が0.03%と、地中線の被害が架空線の80分の1程度にとどまりました。 この数字を見ても、いかに、電線類地中化が災害に強いかがわかります。もちろん、復旧面では、架空線の方がコスト面や工期面でも、かなり安くて早い、という面はあります。
しかし、人命が損なわれても、架空線の方がいいのでしょうか?
(単位 100km)
被災率 | 被災延長 | 総延長 | |
架空線 | 2.4% | 1.0 | 41.5 |
地中線 | 0.03% | 0.007 | 24.0 |
NTT資料 ※被災率はケーブル総延長に対する被災延長の割合
電柱の倒壊の激しかった、
阪神淡路大震災現場