新プロジェクト、始動!
電線・電柱をなくす「無電柱化」を通して、もっと自分の住んでいる街について考えてほしい。
こうした思いからスタートした、小学生向けの無電柱化授業。
子どもたちが、景観や防災、そして自分たちの街に興味を抱くきっかけとなる授業を展開していきます。
(1)授業の進め方
●テーマ設定
まずテーマを設定します。それに基づいた授業展開を先生方と一緒に考えていきます。
・福祉(車椅子の人にも優しい街づくりって?)
・エネルギー(電気はどこから来ているの?)
・防災(もし災害が起きたら、家までどうやって帰る?)
・景観(きれいな街ってどんな街?)
・歴史(五輪について考えてみよう) など
●導入
・テーマ:福祉
「車椅子やお年寄りのひとが通学路を歩いたら、どんな気持ちになるかな?」
「みんなが気持ちよく歩ける街を考えてみよう」
・テーマ:エネルギー
「みんなが使う電気はどこから来ているのかな?」
・テーマ:防災
「地震が起こったら、まず逃げなくちゃいけない。」
「どこに逃げたらいいのかな?」
「どんなことに気をつけて逃げたらいいの?」
・テーマ:景観
「大人になったらどんな街に住んでみたい?」
「じゃあきれいな街ってどんな街だろう」
「ヨーロッパのまちを見てみよう!」
「日本のまちと何が違うかな?」
・テーマ:歴史
「2020年に東京オリンピックがあるよ」
「50年前にも東京でオリンピックがあったことは知っているかな?」
「そのときに日本で初めて出来たものって何だろう」
「次のオリンピックのときにはどんなものが出来るのかな?」
→電柱・電線へ話を繋げる
●詳細説明(講師より)
※講師は当NPO理事を予定しています。
「みんなの通学路には、どのくらい電柱や電線があるのかな?」
・通学路に出て実際の電柱や電線を見ながら、解説を聞く
・仮に電柱や電線がない場合のシミュレーション画像を見る → 現状との比較
※イメージ(京都市三条通り付近を実際にシミュレーションした画像です。)
●まとめ
「電線がないと、カラスやスズメの止まる場所がなくなってしまうね」
「電柱がなかったら、犬の散歩のときに困るなあ」
「じゃあ、みんなは、電柱があるほうがいいと思う?ないほうがいいかな?」
<賛成反対を踏まえたうえで、導入テーマの再提示>
「みんなが気持ちよく暮らせる街を考えてみよう」
「絵を描いて発表してみよう」
(2)概要
基本的には、週1コマを2週連続授業を行います。(45分授業×2コマ)
その他の授業日程でも、是非お気軽にご相談下さい。
今や電柱・電線は私たちの身の回りに溢れています。
しかし、当たり前に存在している今だからこそ、無電柱化に興味を持つ一助になると思います。
沢山のお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。