小学生対象の無電柱化授業、初回終了!
「街と人にやさしい無電柱化授業」というテーマで、本年より小学生を対象とした無電柱化に関する出前授業を始めました。
まず、先月15日と19日に、大阪府吹田市内の小学校で初回の授業を行いました。6年生を対象に、2日間(1コマ45分×2週)の日程で行った今回の授業は、阪神淡路大震災から20年という節目の日となった17日を絡めて、無電柱化と防災を軸に、井上事務局長が講師を担当しました。
1日目の授業では、普段何気なく見過ごしている電柱について考えることからスタート。先ず、受講児童47名に対して、現状意識を把握するべくアンケートを取りました。その際、49%の児童が良く分からないと答えています。「電柱がなくなってしまったら、電気が通らないのではないか」といった心配の声が多く寄せられました。
2日目では、地中化された海外や日本の街並み写真を見たり、阪神淡路大震災で被害を受けた電柱の話を聞いたりした後に、無電柱化のメリットや施工方法等の基礎知識を学び、理解を深めました。最後に、ワークショップで電線や電柱のない街の良さを実感しました。その後、もう一度電柱があっても良いか無い方が良いかを最後に尋ねたところ、無い方が良いと答えた児童は実に100%に上りました。授業後の感想として、「街がスッキリするから無電柱化した方が良い」や「無電柱化しても、地下から電気が通るということが分かって良かった」といった声が上がりました。
今後はこの取り組みを更に他の小学校へも拡大していきたいと思います。小学生高学年(5または6年生)対象、週1コマ(45分)連続2週の授業が基本となります。是非お気軽にご相談下さい。