今夏のインターンに参加している大久保です!
現在私たちインターン生はリレーブログに取り組んでいます!
前回に引き続き、今回はNPO無電柱ネットにインターン生として参加している大久保がNPO無電柱ネットのHP記事「無電柱化とは」を読んで気になった点を3点まとめてみました!

ぜひご覧ください!

電柱・電線がない香港の街並み 中央の架線は路面電車の電線

一点目に海外(特にパリ、ロンドン、香港、台北、シンガポールなど)ではなぜここまで無電柱化が進んでいるのか気になりました!
その中でも、法律面とコスト面において日本とは具体的にどのように違うのかが気になりました。
ホームページでは無電柱化には電柱設置に比べ約10倍のコストが掛かるとありましたが、では海外では日本と同じ程度の費用が掛かっているのか?
それとも低コストなものが多いのか?
低コストなものが多いのであればその方法は日本では実施出来ないのか?
など、無電柱化の大きな問題である高コストを解決するヒントが海外との比較で得られるのではないかと思いました。
ただそこで問題になってくるのが安全面の問題だと思います。
低コストでできてもそこに安全性が伴ってないと現実的ではありません。
ですが日本は慎重すぎる傾向があるのでは無いかと個人的に思います。
設置基準など法律で定められている基準の見直しをさらに進め、安全性と費用のバランスを取り、最適化をしていく必要があると感じました。
そのためにも海外の地中線の問題、実際に起きた事故などを詳しく知る必要があると思いました。

NPO無電柱化フォトコンテストで投稿いただいた写真

二点目に無電柱化の景観面のメリットについて気になりました!
私は無電柱化というと「災害に強い」というメリットが印象に残りますが、実際に災害を経験した方でないと架空線の危険性が上手く伝わらないのではないかと思いました。
そして多くの人々の生活において、その他のメリットの方がより身近に感じられるのではないかと思いました。
特に街の景観向上や歩道の有効幅員の拡がりなどは住民が身近に感じられるメリットだと思いました!
そして自分の家の周りから電柱が無くなればどのような景観になるのかを手軽にシミュレーションできれば(例えばビフォー、アフターのような画像を作る)もっと電柱が無い生活のイメージがつきやすいのではないかと思いました。

災害後の復旧には、無電柱化ではなく、電柱・電線が…。 福島県南相馬市に向かう道路 写真提供:フリー素材ぱくたそ

三つ目に電柱又は電線の抑制及び撤去について気になりました!
無電柱化を進めるためには新たな架空線を増やさないことが重要だと考えます。
法律では新たな電柱・電線の設置を制限しているとのことですが現行の法律にどれほどの強制力があるのか気になりました。
私は努力義務ではほとんど効果が無いのではないかと思いました!
今は一年に約7万本も新たな架空線が増えていますが、今ある架空線を地中線に変えるよりも新たな電柱を抑制(禁止)して、地中線を義務付けることの方が取り組みやすいのではないかと思います。
また、道路の新築・改築・修繕の際に電柱や電線を同時に撤去・整備するなど少しずつ義務づけていくことが大切だと感じました。

以上三点についてさらに詳しく調べていきたいと思います!

インターン期間の中で、無電柱化の「災害に強い」という利点と共に、「住民が日常生活の中で身近に感じられる利点」を知ってもらい、より多くの人に無電柱化について興味を持ってもらえるような企画を考えたいです。

最後に
今回もNPOのHP「無電柱化とは」のリンクを貼っておきます!広く皆様に読まれている記事なので、ぜひ皆さんも読んでみてください

無電柱化とは