神戸の街(ポートタワーの屋上展望台から)

今年の1月、私は、神戸の街を訪れました。
訪れるきっかけになったのは、好きな画家の美術展が神戸市立博物館で開催されていたからです。
私自身、神戸市の出身(といっても裏六甲といわれている北区)で、実家に帰るついでによく訪れます。

この日も、さんちかにある庶民的な中華料理店で食事をとったあと、のんびり地下街を歩いて、東遊園地へ。
東遊園地周辺は、高層のビル群とオシャレな高級ブランドショップが立ち並んでいる場所で、神戸市役所もあります。このあたりは、無電柱化されていて、洗練された雰囲気で、歩いていても気持ちがよかったです。

付近の旧居留地は、ひそかな観光スポットになっています。近くに行かれたかたは、是非立ち寄ってみて下さい。
神戸旧居留地オフィシャルサイト:https://www.kobe-kyoryuchi.com/

周辺では、カンカン!カンカン!という鉄を叩く金属音があちこちで聞こえ、まだまだ開発が進められているなと感じました。

すっかりきれいになった神戸の街ですが、話は私が大学生のときに戻ります。
当時は、三ノ宮駅周辺でアルバイトをしたり、休日には、ショッピングや飲食を楽しんだりしていました。
就職で神戸の街を離れたので、震災のときは別の地で災害の様子を見ました。テレビの映像をみると、信じられない光景が展開していました。

実家の様子見も兼ねて、震災直後に神戸を訪れたかったのですが、なかなか交通機関が復旧せず、かなりの期間が経って行ったのを思い出します。
今でも忘れられませんが、大阪駅を出て、尼崎市、そして大阪府と兵庫県との境の武庫川を超えたところから、街の様子が一変しました!

三ノ宮の街を訪れたとき、当時のテレビのニュースで観た横倒しになったビルなどを目の当たりにしたとき、それだけでない、あんなにきれいで華やかだった青春時代を過ごした神戸の街がこのような姿になったのをみて、妻と一緒にその場に立ち尽くして涙したのを覚えています。

いまでも、当時の映像をみると涙が出てしまうときがあります。

また、今年は震災が発生して30年の節目となり、関西のテレビ局でも阪神・淡路大震災の特集番組が多く報道されました。

内容は、震災の教訓を受け継ごうという主旨が感じ取られるものが多く、その象徴として、震災時につくられ、今も神戸で唄い継がれている『しあわせ運べるように』を小学生が唄っている様子を何度かみました。
参考資料・出典「しあわせ運べるように」(神戸市)https://www.city.kobe.lg.jp/a44881/shika2.html

地震予知の進歩や送水管などの水道管のインフラ強化の様子も報道されていました。
https://nponpc.net/info/1995-1-17%e3%80%81earthquake-in-kobe%ef%bc%86hanshin%e3%83%bbawaji_after30/

少しずつ防災の強化が進められている神戸の街ですが、安心安全な街づくりを目指して、更に無電柱化の整備を進めて頂きたいです。

【一般のかた対象!ぜひご参加を!】”第1回” 無電柱化調査隊によるアンケートを実施中!!