7月19日から21日、東京ビッグサイトにおいて、第3回無電柱化推進展が開催された。当NPOは3年連続でブースを出展した。今回の推進展は、昨年12月に施行された無電柱化の推進に関する法律の影響もあり、例年より展示する側、展示を観る側とも活気があり、大盛況となった。
当NPOでもスタッフを増員して、展示物を充実。発表したパネルは「無電柱化を実施した際の資産価値への影響」「寒冷地での無電柱化(国研)寒地土木研究所資料提供)」「屋久島プロジェクト(無電柱化調査をクラウドファンディングで実現)」など、最新の研究成果・事例を掲示した。
ブース内では「宅地開発の際の無電柱化」「無電柱化のよくある疑問」など、スタッフによる約10分のミニセミナーを各時間帯で開催。じっくりブース内で足を止められる方、最新動向を調べている方が多い印象を受けた。同時に無料相談会も実施。行政関係者など、熱心に質問をしていた。
最終日に当NPO理事兼事務局長の井上利一(下の写真)が、無電柱化セミナーに登壇。テーマを「無電柱化低コスト手法はこうすればいい!~これまでにない新しい手法とは?~」とし、無電柱化の最新動向や低コスト手法の最新事例、海外事例など幅広いテーマで講演した。最終日の最後の時間帯だったにも関わらず約260名(定員200名)の聴取者が集まった。立ち見も出るほどの盛況ぶりに、今年の無電柱化への注目度の高さを改めて実感した。
今回のセミナーの来場登録者数は昨年を550名上回る3,145名(3日間合計)だった。
この展示会は、早くも来年の開催日が決定。今後も全国に無電柱化の風が吹くことが予想され、当NPOの責任と必要性が高まると考える。