所在地:兵庫県揖保市新宮町

事業者:兵庫県企業庁、光都21住宅協議会

戸数:1期33都

2期29都

実施年度:1995年1月

 

播磨科学公園都市のデザイン指針「時間とともに成長する森の中の都市」に基づく計画である。自然地形、既存樹林の骨格を残したまちづくりとヒューマンスケールの小さなコミュニティ空間の創出をめざした。
道路は、自然地形になじんだ曲線とし、自然林を最大限に残すためクルドサック道路を採用。道路をループやクルドサックにすることにより、通過交通の排除や、自動車速度の低下を促し、安全な外部生活空間をつくり出す。さらに、このクルドサック道路をフットパスで有機的につないでいる。幅員は9mとし、両側2mは植栽帯として地中は電線類の埋設スペースとして利用し、地上はまちなみに寄与する樹木や芝を植栽する。この植栽帯は、宅地内の芝の庭と一体的に整備し、道から庭にかけての奥行感と開放感をつくる。クルドサックの回転広場(直径24m)は、中央にシンボル的な高木を植栽する。フットパス(幅員2m、ソイルセメント舗装)は、住戸の裏側のコミュニティ空間として配置。

参照・引用
https://www.machinami.or.jp/contents/search/search_japanese_detail.php?mid=9100
参考文献 『日本のコモンとボンエルフ 工夫された住宅地・まちなみ設計事例集』 (著 住宅生産振興財団編 日本経済新聞出版社)