所在地:大阪府阪南市桃の木台
事業者:ミサワホーム
戸数:52戸
実施年度:1998年1月
大阪府企業局による事業コンペの実施例。コンペの計画条件は、コミュニティのふれあいの場として、うるおいのある共有空間の充実を図ることであった。
街区計画は、計画地の形状を活かし、中央部にコミュニティの核となる空地(道路、広場、緑地)を1ヵ所にまとめて配置。その空地は、道路、広場、緑地を一体的な構成としたものである。移管も道路敷として扱われる。中央空地をプライベート的な広場とするために、車道を大きく曲げ、広場、緑地用地を混ぜ合わせている。中央の広場の架空線をなくすため、建柱は街区外周のみとし、街区内の引き込みは地下埋設としている。
植栽計画は、シンボルツリーなどの高木から街路を彩る中木、そして各戸の生垣へと緑の連続に配慮、花木を多く植え、まちのどこかで花が咲くように計画。各宅地内も、高木、中木、低木、地被類を造園的に植栽する。また、住戸ブロックごとに樹種に変化をつけている。
住宅は、黒を基調とした特徴のある勾配の屋根と、ツートンカラーの外壁の落ち着いた外観としている。
*一部地下埋設
参照・引用
https://www.machinami.or.jp/contents/search/search_japanese_detail.php?mid=9083
参考文献 『日本のコモンとボンエルフ 工夫された住宅地・まちなみ設計事例集』 (著 住宅生産振興財団編 日本経済新聞出版社)