第2回 “無電柱化”異業種交流会
<スピーカー>
◇長谷川弘直氏・・・ランドスケープアーキテクト
(株)都市環境ランドスケープ代表取締役 当NPO法人 副理事長
<テーマ>
◇「電線類地中化へのアクションプラン「意識づくり」」
~『電柱のないまちづくり』出版記念~
日 時:2010年6月29日(火) 19:00~20:30 (受付18:50~)
会 場:立命館大阪オフィス 3階3A会議室
会 費:一般500円、会員・学生 無料 (資料代として)
懇親会:20:45~ (費用 3,500円程度)
意見交換会●
【海外で地中化率が100%に近いということですが、
海外で山間部の高圧電線は地中化されているのでしょうか】
海外では、国によって基準があります。高圧鉄塔等は人の目につかないように、規制されています。
【あるものはあると当たり前になってしまっているが、
シュミレーションを見せることによって、意識は変わる】
Q、なぜ電柱が立つのかを考える必要があるのではないか? 電線の無い街を作った時に、電柱を建てたいという話は通るのか? A、電線共同溝法にのっとったケースでは不可だが、街が完成した時点で電柱は立てられるので、その街に入居するときに、約束してもらうなどの方法しかない。 Q、条例で電柱の新設の禁止はできないか? A、費用負担者の問題もあるので、法律で規制されないと無理。 Q、ガスや水道は地中化の法律があるのか? A、そうです。
【やはり、地中化の法律を作らなければならない】
海外で地中化されている理由は? A、法律で100年前に決められている。 Q、そういった法律の紹介はしていかないのか? A、本でも紹介しています。コツコツと無電柱化を進めるという話が出ていたが、法律を作成し、一気に地中化を進めていきたい。高速道路無料化をするよりも無電柱化を推進してほしい。防災・防犯・衛星等を見たときに、都市インフラである電柱は規制してでも、地中化すべきではないか。4,50年で地中化するためにも、目標設定を行い、行動していく必要がある。そのためには、本やセミナー等を使って声を挙げていくことによって、状況が変わるのではないか。
★社会の基盤づくりにかかわる そして、国の姿勢によってかなり左右される。日本が誇れるのは、水道ぐらい。国策として、社会基盤整備がしっかりしていない。新しい街をつくる際に規制する法律があると変わるのでは。 また、日本は国民が官をたたきつつも、頼り切っている。そこを何とかしなければならない。料金を支払う人を明確にすることも大事ではないか。