2018年11月10日に芦屋市は無電柱化推進条例を制定しました。
それに伴い、同市は市民に無電柱化を広めるために、「無電柱化PR大作戦!!」という無電柱化推進イベントを催しました。
私は実際にこのイベントに参加するために芦屋市に初めて訪れましたが、辺りを見渡すと電柱や電線は他の市に比べて地中化されており、街はとても景観が良く、無電柱化に積極的に取り組んでいる街だと感じました。
今回のイベントでは主にふるさと納税PR、月亭八斗さんという落語家のトークショー、そして県立芦屋高校書道部による書道パフォーマンスが行われました。
私達はイベントの開始から参加していましたが、正直、前半の参加者はあまり多いとは言えませんでした。芦屋市は日本で3番目の無電柱化推進条例を行ったほど、無電柱化に力を入れている市です。にもかかわらず、市民には無電柱化についての認識が薄いのだろうかと思いましたが、後半の書道によるイベントが始まると会場の雰囲気が変わり、参加者が増えてきました。
いよいよ県立芦屋高校書道部による書道パフォーマンスの始まりです。
全国大会にもよく出ている書道部の部員さんが、大きなキャンバスに今回、芦屋市が公募した無電柱化のキャッチコピー最優秀作品「広い空 ひろがる 未来へ」を力強い筆運びで書かれました。
今回のこの公募は、全国から309通もの募集があったそうです。
また、もう一つの作品、6畳はあろうかと思われるカラフルな布に「芦屋市無電柱化推進条例START」の文字と共に、キャッチコピーの次点作品5点。
こちらも人々の目を引き付ける、魂のこもった作品でした。
このパフォーマンスで今回のイベントは締めくくられたのですが、大人だけではなく学生も一体となった非常に盛り上がったものになったと思います。
芦屋市、そして日本全体の無電柱化推進の後押しになったことでしょう。
初めはどのように書道パフォーマンスを進めていくのか気になりましたが、無電柱化という誰もが知らないことを知ってもらうにはとても良いイベントだったと感じました。他のイベントと比べると、迫力があり興味を引くようなイベントだったので多くの方が足を止めて、書道パフォーマンスを観ていました。
現在、インターン生として無電柱化の企画を考えていますが、私たちもこの書道パフォーマンスのような注目度の高いイベントを用いて、多くの方に無電柱化を知ってもらうイベントを考えられるようになりたいと感じました。
世間では、まだあまり浸透していない無電柱化ですが、今回のイベントのように少しずつでも認知されるよう取り組みを続けていくことが大切だと改めて感じました。(坂・和田)